選び方
2021.6.15
選ぶ前に知っておきたい!「振袖の柄」の種類と意味①
振袖を選ぶ時に、「色」とともにポイントになるのは「柄」。 どの絵柄も、きらびやかでステキ~☆ と惚れ惚れしますが、実際は見たことのない柄もあって 「これは何の柄?」と分からないことが多い方も。 初めての振袖選びで「どんな柄がいい?」と聞かれても いまいちピンとこない…というのが正直なところかもしれません。
そもそも振袖って、どんな柄があるの?
振袖に使われているのは、基本的には「吉祥柄」と呼ばれる
おめでたい絵柄、未来の幸せや繁栄を願う意味を持つ柄です。
「松・竹・梅」はよく知られていますね。
ほかにも古くは平安時代から、いわれのある柄がたくさんあります。
昔から成人や二十歳の記念には、吉祥柄の振袖をまとって
身を清め、縁起をかつぎ、幸せを願うことが伝統になっているのです。
おめでたい振袖の柄 これだけ覚えておきましょう!
■動物などの生き物
飛翔する姿が力強く優雅な 「鶴」
鶴が羽根を広げて飛ぶ姿を絵柄にした飛鶴。
絵画のように繊細に描かれたものや、「向い鶴」を菱形におさめた文様などもあります。
美しい花に誘われて舞う 「蝶」
さなぎから成虫へ姿を変えることが成長の証。また天に向かって舞う姿が神秘的です。
古典柄だけでなく、洋柄のドラマティックな雰囲気も人気。
■昔の道具や文化の象徴
雅な歴史を感じる 「御所車」
平安貴族の華やかさを象徴する乗り物。まるで源氏物語の世界です。
「たくさんの幸せがやってきますように」と、花をあしらった花車も、成人式や結婚式の衣装でよく見られます。
優雅なたたずまいで吉を呼び込む 「扇」
繁栄、開運を象徴する末広がりの形が、吉祥柄として好んで使われます。
扇の中に描かれる絵もさまざまな美しさを持ち、見どころの一つです。
未来の飛躍を願う 「鞠」
よく弾むことから、飛躍をイメージする縁起のよい柄。丸い形は、平穏で満ち足りた生活を願う意味も。
鞠があると、女性らしく可愛いイメージが加わります。
振袖によって、それぞれいろんな柄の組み合わせで描かれていて、
それはそれは豪華です!また、絵柄によって雰囲気も大きく変わります。
ぜひ、前身頃、たもとの柄行もしっかり見て選びましょう。
次回の柄紹介では、桜、梅、菊…などの
お花や植物について、一つひとつピックアップする予定です。
どうぞお楽しみに♪
■振袖のご見学、ご相談は全国のJKS加盟店へ。
https://www.furisodeshop.com/shop/list