「ベースを何色にするか」という問題は、振袖を選ぶ際のステップとして訪れますよね。

振袖の定番カラーといえば赤やピンク、緑系統を想像することが多いかと思います。

そのような中で周りと被りたくない、個性を大切にしたいという方におすすめなのがブラウンの振袖です。

ブラウンと聞くと「地味そう」「似合うかどうか不安」という方も多いかと思います。

そのような方にむけて、この記事ではブラウンの振袖が与える印象やおしゃれに着こなすコツなどについて分かりやすく紹介します。

個性が光る、ブラウンの振袖

ブラウンの振袖はそれ自体が珍しく、数ある振袖の色の中でも少ない種類となっています。

その分、友達と被りにくく、コーディネート次第で雰囲気を変えたり、個性を発揮できるカラーです。

ブラウンの振袖が似合うのはどんな人？

周りと被りにくく、落ち着いた魅力を醸し出せるブラウンの振袖。

少し難易度が高いように感じる方も多いはず。

この章では、ブラウンの振袖が持つイメージや、実際にどのような人に似合うのかについて解説します。

ブラウンが持つイメージって？

自然を連想させるブラウンは、落ち着きや温もりといった心理効果を感じさせるカラーです。

普段着でイメージすると分かりやすいですが、ブラウンは安定した大人っぽい雰囲気や、穏やかで信頼感といった印象を周りに与えてくれます。

ブラウンの振袖のイメージは？

近年注目されているアースカラーの中でも、特に人気があるのがブラウンです。

ブラウンの振袖は、落ち着いていて気品のある「シック」、現代的でおしゃれな「モダン」といった印象を与えてくれます。

また、鮮やかな色や深みのある色とも調和するので、洗練された大人っぽい振袖として着こなすことができます。

ブラウンの振袖が似合うのはどんな人？

ブラウンの振袖は、落ち着いていて小洒落た雰囲気のものが多いです。

着る女性のタイプとしては、大人っぽい印象の女性が似合いやすいとされています。

ですがもちろん、可愛らしい方や活発な方が纏っても、新鮮さやギャップを生み出すことができて素敵です。

パーソナルカラーの観点からだと、以下の色味がおすすめです。

＜イエベ春＞アイボリーやオレンジに近い明るめブラウン

＜イエベ秋＞くすみ系や深みのあるブラウン

＜ブルベ夏＞ピンクや赤みの混じったブラウン

＜ブルベ冬＞鮮やかな明るめブラウン、深みのあるボルドーが混じったブラウン

ブラウンの振袖は地味？！

「私が着ると地味な印象になりそう」

「鮮やかな色の方が垢抜けられそう」

といったように、想像だけでブラウンを嫌煙してしまう方が多いですが、実は非常にもったいないです。色調や柄によってガラリと印象が変わるのが振袖の面白いところ。

振袖には、伝統的な古典柄や流行のモダン柄など、色々な種類の柄があります。

それぞれの色調・柄に良さがあるので、試着をしてご自身にぴったりの振袖を選びましょう。

柄から選ぶブラウンの振袖の選び方

色調と柄が少し違うだけで、印象が大きく変わる振袖。

柄だけでも種類が豊富で、あれこれと目移りしてしまいますよね。

この章では、ブラウンの振袖にマッチする代表的な柄や色調を紹介しています。

ぜひ、ご自身のなりたいイメージを叶えるための参考にしてください。

古典柄

流行り廃りのない古典柄は、気品のある華やかな着こなしをしたい方に人気があります。

古典柄は「花」「蝶」「七宝」「吉祥文様」「有職文様」など種類が豊富で、昔から日本人に愛されてきました。ブラウンの振袖は、小ぶり・大ぶりのどちらの柄とも調和し、古典柄が持つ魅力を最大限に引き出してくれます。

辻が花

幻の花々が咲き誇る辻が花は、豪華絢爛な着こなしをしたい方におすすめです。

華やかな印象を与えるため、成人式にぴったりの柄としてお母様やお祖母様世代からも大変人気があります。ブラウン地の振袖を選ぶことで全体を引き締めつつ、辻が花の柄が高級感のある装いを叶えてくれます。

オレンジのグラデーション

ブラウンの振袖を着たいけれど、明るい雰囲気も捨てがたいという方は、オレンジ色のグラデーションを試してみてはいかがでしょうか。ブラウンとオレンジは温かみのある組み合わせなので、上品かつ明るい印象に仕上げてくれます。

パステルカラーの花柄

ブラウンの振袖で個性を出しつつ、可愛らしい印象に仕上げたいという方におすすめなのが、パステルカラーの花柄です。ブラウンと彩度の高い色を組み合わせることで、上品で可愛らしい雰囲気の装いが叶います。

髪飾りや帯周りの小物にもパステルカラーを取り入れ、ふんわりとした女の子らしい印象をプラスするのもおすすめです。

レトロ柄

和装の奥ゆかしさを取り入れつつ、個性をアピールしたい方におすすめなのが、レトロ柄。

レトロ柄は「麻の葉」「菊」「椿」「金魚」「紫陽花」など種類が豊富です。レトロ柄の振袖は柄を単一的に使用することが多いため、すっきりと小洒落た装いになります。

ブラウンの振袖に合わせる際、薄く淡い色だけでなく、パキッとした色も似合うところも魅力です。

なりたいイメージから選ぶブラウンの振袖の選び方

可愛らしいイメージ

ブラウンの振袖を可愛らしいイメージで着こなしたい方は、柄や小物の色を工夫してみましょう。ピンクやベージュといった色はブラウンと相性が良く、ふんわりとした優しい印象に仕上げてくれます。

大人っぽいイメージ

ブラウンの振袖を大人っぽく着こなしたい方は、くっきりとした柄やシックな色の柄を選ぶと良いです。大胆にレトロ柄をあしらった振袖ですと、華やかさと大人っぽさを両立することができますし、小ぶりなレトロ柄ですと、シックでお姉さん風の雰囲気を演出することができます。

個性的なイメージ

成人式は、花柄の振袖で参加する方が多数を占めます。そのため、ブラウンの振袖で個性的なイメージをアピールしたい方は、モダン柄やアンティーク柄の振袖を選ぶことをおすすめします。ブラウン地に小洒落た柄をあしらった姿は、落ち着いた印象と個性を両立させてくれるでしょう。

ブラウンの振袖の着こなし方

ブラウンと相性の良いゴールドを取り入れよう

ブラウンの振袖は様々な色との相性が良いですが、中でもゴールドとの相性は抜群です。

ブラウンはゴールドが映える色なので、ゴールドの小物を合わせることで、派手になりすぎない華やかさを演出することができます。

メイクは濃くなりすぎないようにしよう

ブラウンの振袖はくっきりとした印象が出やすいため、濃いメイクを施してしまうと、強く見えすぎたり、顔色が暗く見えることもあります。

落ち着いたブラウンの振袖には、オレンジ系やピンク系など明るさと華やかさを与えてくれる色味のメイクがおすすめです。

小物をモノクロームで揃えてみよう

小物を、モノクローム（＝単色）で揃えると、より振袖の良さが際立ちます。

あしらわれている柄の色を1つ拾い、その色を小物に使用することで、ブラウンの振袖の魅力が大幅にアップします。

まとめ

圧倒的少数派のブラウンの振袖について紹介しました。

ブラウン地の振袖は、「人と被りたくない」「大人っぽい着こなしをしたい」「個性をアピールしたい」という方におすすめの振袖です。

一見難しそうに見えるブラウンの振袖ですが、合わせる柄や帯、小物によって大きく雰囲気が変わるため、どのような方でも着こなすことが可能です。

統一感のある着こなしをしてみたり、奇抜なアクセントを加えたりと、挑戦しながらイメージ像に沿ってコーディネートするのも楽しいですよね。

この記事が、ご自身の理想を叶えるための参考になれば幸いです。