選び方
2023.7.10
ワインレッドの振袖はとっても魅力的!ワインレッドの振袖の選び方を分かりやすく紹介
成人式や結婚式の参列に着る、未婚女性の礼装である振袖。洋服とは違うため、選び方がわからず悩む方も多いのではないでしょうか。せっかく着るなら、自分に似合う色や柄の振袖の選び方や、小物の合わせ方も知っておきたいですよね。
この記事では振袖で人気の高い赤色の中でも、濃い紫みのあるワインレッドの振袖にフォーカスし、赤色の種類や自分に似合うカラー選びができるパーソナルカラー診断などで、自分にぴったりのカラーを選ぶポイントを解説します。また、ワインレッドが与える印象やイメージ、柄の選び方、帯や襟など小物の合わせ方、おすすめのヘアスタイルまで、ワインレッドの振袖を着こなすための情報を丸ごとお届けします。
「赤系の振袖が気になるけど、自分に似合う振袖の選び方がわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
赤系の色は種類が豊富
赤色は女性がファッションに取り入れると魅力が引き立つと言われています。赤系の色には紅赤、牡丹色、朱色、茜色、ローズ、ワインレッドなどバリエーションが豊富で、それぞれ人に与える印象や、似合う人のタイプも異なります。後述のパーソナルカラーを参考に、自分の魅力を最大限に引き出す赤色を選ぶのがおすすめです。
パーソナルカラーを振袖選びに取り入れてみよう
生まれ持った瞳や髪・肌の色などから、自分に似合う色が見つかるパーソナルカラーは、洋服選びやメイクなどで役立ちます。肌や顔色を美しく見せることができ、自分の個性や魅力を引き出しやすくなるため、印象アップにも!
パーソナルカラーは振袖選びにもおすすめなんです。
パーソナルカラーでは、まず肌の色味を大きく「イエローベース(イエベ)」「ブルーベース(ブルベ)」の2つに分類します。
「イエベ」は黄色みのある温かみのある印象で、イエローベースと調和しやすいと言われています。
「ブルベ」は青みを含むクールな印象で、ブルーベースと調和しやすいと言われています
そこからさらに「スプリング」「サマー」「オータム」「ウィンター」の4シーズン分類があり、イエベは春・秋タイプ、ブルベは夏・冬タイプに分けられます。
パーソナルカラーを振袖選びに取り入れると、自分の顔色を美しく見せられる振袖を選ぶことができます。
イエベ・スプリングタイプ
その名の通り、お肌は黄色みを帯びて明るく、健康的なアイボリー系の方が多いタイプ。お肌にツヤや透明感があって明るく爽やかな印象を与えます。
髪色も明るめで、細くツヤのあるのが特徴的です。カラーを入れると抜けやすい髪質の人が多く、明るい茶系の色が似合います。瞳は虹彩が明るく白目と黒目のコントラストがはっきりしています。
まるで春のお花畑や新緑を思わせる、明るく軽やかな雰囲気を持ったタイプです。
ブルベ・サマータイプ
お肌は赤みを帯びていてピンクがかったきめの細かい肌質です。色黒の人は少なく色白の人が多い傾向にあります。少し繊細でクマが出やすい人も多いかもしれません。瞳は赤みがかったブラウンや薄い黒色が多く、白目と黒目のコントラストが柔らかくソフトな印象を与えてくれます。髪は細くて柔らかく、髪色は黒に近いグレーの人が多いです。
上品で控えめ、清涼感のある雰囲気を持ったタイプです。
イエベ・オータムタイプ
お肌は黄色みがあり、マットな雰囲気。全体的にゴールドがかったような深みのある色素を持ち、頬や耳たぶに赤みがなく赤面しづらかったり、キレイに日焼けしたりする人が多いといった環境に左右されにくいのが特徴です。髪はマットなダークブラウンで量が多く、ハリはあるもののツヤは少ない髪質です。瞳は虹彩が黄色みがかっていて暗め、白目と黒目のコントラストはソフトで落ち着いた印象を与えてくれます。
全体的に落ち着いた大人っぽい雰囲気を持ったタイプです。
ブルベ・ウィンタータイプ
お肌は色白もしくは色黒で、頬や耳たぶに赤みがなく赤面しづらいのが特徴です。髪はツヤのある黒髪で、太くて硬い髪質の人が多く、髪のボリュームが大きい人が多いです。瞳は虹彩が黒く瞳孔が見えにくく、白目と黒目のコントラストがはっきりしている人が多く、目力が強い印象です。
全体的にシャープで、キリっとしたかっこいい雰囲気をまとっています。透明感がありクールでクリアな雰囲気を持ったタイプです。
パーソナルカラー別に似合う赤色を解説
イエベ・スプリングタイプさん人にはが朱色がおすすめ
明るく鮮やかな色が似合うイエベ・スプリングタイプの人には、赤に近いオレンジのカラー、朱色がおすすめ。髪や瞳の色も明るいため、春に咲く鮮やかな花のような色を顔まわりに身につけると、血色が増してイキイキした雰囲気になります。
ブルベ・サマータイプさん人にはローズレッドがおすすめ
ブルベ・サマータイプの人には柔らかい色がぴったり。鮮やかな紫みの赤、ローズレッドがおすすめです。逆に黄色みがかった色は顔がくすんで見えてしまいます。ローズレッドを取り入れると、もともと持っているお肌の透明感やきめ細やかな肌質を際立たせてくれるでしょう。
イエベ・オータムタイプさん人には茜色がおすすめ
イエベ・オータムタイプの人は、深みのある色が似合います。落ち着いた暖かみのある色がぴったりで、赤系なら茜色がおすすめ。夕暮れ時の空の色を形容する時によく使われる茜色を顔まわりに取り入れるとゴージャスで艶やかな印象に。マットな肌質やハリのある髪質を、よりキレイに見せてくれるでしょう。
ブルベ・ウィンタータイプさん人にはワインレッドがおすすめ
ブルベ・ウィンタータイプの人には、メリハリのある色が似合います。濃い赤紫色のワインレッドは、お肌をより白くツヤのある質感にしてくれます。さらに顔の輪郭が引き締まり、スッキリした顔立ちに見せてくれるでしょう。透明感あるクールでクリアな印象を際立たせてくれます。
ワインレッドの振袖はどんな印象を与える?
ここからは、ワインレッドについてフォーカスしていきます。
少し深みのあるワインレッドとはどんな色なのか、またそのワインレッドのイメージはどんなものかをご紹介します。さらにワインレッドを取り入れた振袖を着るとどんな印象を与えてくれるのか、詳しく見ていきましょう。
ワインレッドってどんな色?
ワインレッドはその名の通り、赤ワインのような重厚感とエレガントな雰囲気のある濃い紫みの赤です。赤ワインは産地などによって色味が異なりますが、一般的な赤ワインの色をイメージすると良いでしょう。透明感と大人っぽい雰囲気を兼ね備えた色で、明るい色や暗めの色など、他の色との相性もバツグンで取り入れやすい色のひとつと言えます。
ワインレッドが持つイメージって?
ファッションにワインレッドを取り入れると大人っぽいエレガントな雰囲気になります。通常の赤と比べてセクシーでエレガントに仕上がるため、特に女性が着ると魅力が引き立つと言われています。ワインレッドは単色であっても安っぽくならず、飾り気のない上品さを演出してくれます。
ワインレッドの振袖のイメージは?
ワインレッドは洗練された大人の魅力を持つ色です。以前なら同じ赤でも原色系が多く、明るく可愛らしい雰囲気の振袖が多かったのに対して、最近では少し深みのある落ち着いた色の人気が高い傾向にあります。
ワインレッドの振袖をまとうことで、柄が少なくても高級感や上品な佇まいを演出することができます。大人の仲間入りをする成人式にはぴったりです。可愛さよりも大人っぽさを出したい人は、ぜひワインレッドの振袖を検討してみてくださいね。
ワインレッドの振袖の選び方
次に、ワインレッドの振袖の選び方で重要な着物の柄について解説します。振袖の柄はさまざまですが、その人の雰囲気や身長などによっても似合う柄が異なります。トレンドや好みもあるかもしれませんが、自分に似合う柄はどんなものかを把握して選んでみるのもおすすめです。
ここでは、古典柄やレトロモダン柄、着物の柄としては定番とも言える花柄など、それぞれの特徴を見て、映えるコーディネートなどを見つける参考にしてくださいね。
伝統的な古典柄
古典柄は、日本で古来から使われてきた伝統的な文様のことです。菊や桜、松竹梅といった昔からある絵柄が描かれており、重厚なデザイン。ワインレッドがベースの振袖を上品にシックにまとめてくれます。絵柄の色は白や黄色などを取り入れると華やかさもプラス。古典柄はどの世代からも人気が高く、時代や流行に左右されることがありません。母親から娘さんへ受け継がれる振袖にも多く見られる柄です。トレンド感を出したい場合は、帯や帯締め、帯飾りなどでアクセントを入れるのもおすすめです。
ピンク色の桜柄
日本の国花とも言われる桜は、日本人に人気の花のひとつです。振袖の柄の中でも特に人気が高く、ピンク色の桜柄はさらに若い女性の可愛らしさも表してくれます。ワインレッドの上品さに加えて可愛らしいピンクの桜柄は、可愛らしい女性にぴったり。赤系統でまとめられた振袖には、金色をベースにした帯や、黄色などさわやかな飾り帯揚げなどが合います。華やかな未来をイメージする桜柄は、これからの前途を祝う振袖に相応しい柄と言えるでしょう。
流行のレトロモダン柄
レトロモダンとは 昔ながらの古典柄を現代風にアレンジしたものです。モダン柄ほどはっきりした色ではなく、落ち着いたトーンの柄が多いのが特徴で、最近人気のある振袖です。例えばドット柄やストライプ柄といった現代的な要素に、桜や椿などを組み合わせているものが代表的と言えるでしょう。合わせる帯や小物も個性的なアイテムを取り入れたり、草履の代わりにブーツを合わせたりするなど、個性派タイプの人におすすめの柄です。
大きめの花柄
大きめの花柄は、パッと人目を引く華やかな柄です。桜や椿など古典柄から、蝶やバラといった洋風で現代的な柄までさまざまあり、ゴージャスな雰囲気に。帯も合わせて大胆なものを選ぶと映えるでしょう。大きめの柄は、身長の高い人にぴったり。帯結びも豪華で見栄えのする結び方が合います。スラっと高身長の人をかっこよく演出してくれる柄です。
ワインレッドの振袖と小物のあわせ方
振袖は、帯締めや帯揚げ、半衿、重ね衿、髪飾りなどの小物類との相性も大切です。また帯や帯結びといったスタイリングで人と違った自分らしさを演出できます。テイストは振袖の雰囲気に合っていれば、どんなものでもOK! ただし色合わせはとても重要になるため、小物やメイクの色の組み合わせの参考にしてくださいね。
ワインレッドと同系色の小物をあわせる
帯締めや帯揚げなどを選ぶ時は、振袖や帯に使われている色と合わせるとしっくりなじみます。着物の柄はたくさんの色が使われていますが、着物のベースになっているワインレッドを取り入れると成功しやすくなります。帯締めや帯揚げの一部分にワインレッドが入っているなど、アクセントにするのもおすすめ。全体の統一感も出て、オシャレに仕上がるポイントです。
アクセントカラーを取り入れる
ワインレッドの振袖には、アクセントカラーとして白や緑、青系の色を取り入れるのもおすすめです。少し落ち着いたワインレッドがベースカラーだから柄の色や帯にはこうした色を選ぶと良いでしょう。草履やバッグといった小物にアクセントカラーを取り入れるのも◎。着物のワインレッドを引き立て、可愛さもプラスできます。
メイクは濃くなりすぎないように
振袖のメイクでは華やかな振袖に負けないように、いつもよりしっかりメイクをしてバランスを取りたいところですが、ワインレッドの振袖に合うメイクのポイントをチェックしておきたいところです。上品さを出したいから、チークは軽めにするのがおすすめ。アイシャドウやリップにはツヤ感のあるものを選び、上品な大人っぽさを演出すると良いでしょう。
ワインレッドの振袖にあう髪型
お気に入りの振袖や帯が見つかったら、今度は髪も振袖にぴったりのスタイルにしたいですよね。髪の長い人のヘアアレンジや、短い人に似合うスタイルなど、ワインレッドの振袖に合うヘアスタイルについて見ていきましょう。全体のコーディネートを仕上げるためには、ヘアスタイルも重要です。
赤系の振袖には黒髪がおすすめ
赤系の色には黒髪がよく映えます。黒髪は地味なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実は赤と合わせると顔の見栄えが良くなり、上品で清楚なイメージも与えてくれます。ワインレッドは落ち着いた雰囲気の色だから、黒髪との相性はバツグンです。レトロモダンや花柄など、どんな柄とも合わせやすく、いろいろなアレンジができておすすめです。
インナーカラーを入れるとオシャレ上級者さんに
ちょっとアクセントを取り入れたい場合は、インナーカラーもおすすめ。髪の内側を、表面の髪とは異なる色味やトーンに染めるインナーカラーは、アップや巻き髪といったスタイルにも良く合います。チラリと見えるカラーがオシャレ感をアップしてくれます。ワインレッドの振袖に合わせて赤系にするのも良いでしょう。
きっちりとしたまとめ髪
ワインレッドの振袖には、あえて動きを加えない、きっちりとまとめたヘアアレンジも合います。黒髪に和風の髪飾りを合わせて上品な和の雰囲気に仕上がります。レトロモダン柄や桜柄などにぴったりです。最近では生花や金箔をヘアアレンジに使う人も増えています。また母親から譲り受けた振袖に合わせるのも良いでしょう。
ショートさんはカールヘアも
振袖と言えばアップスタイルのまとめ髪や、最近では編み下ろしヘアも人気ですが、ショートヘアの人もいつもと違ったヘアアレンジを楽しむことはできます。スッキリまとめたり、毛先をはねさせるカールヘアにしたり、フィンガーウェーブでレトロ感を出したり。髪飾りの使い方でもアレンジできるのでバリエーションも豊富です。
まとめ
上品で大人な雰囲気を演出してくれるワインレッドの振袖は、柄や小物使いでいろいろなスタイルが楽しめます。メイクはもちろん、ヘアアレンジも長さや色をコーディネートするのが成功のポイント! 迷った時は全体のバランスをチェックしてみてください。
大人への儀式、成人式という大切な記念日にぴったりのワインレッドの振袖。今回の記事を参考にして、色合わせや柄選びのポイントを押さえて、あなたにぴったりの振袖を選んでくださいね。