選び方
2022.6.14
クリーム色の振袖が着たい!選び方のコツや着こなしのポイントを解説
振袖選びの第一関門は何といっても色選びですよね。
自分好みの振袖を着こなしたい、周りと被りたくない、でも可愛らしさも表現したい…そんな方には、クリーム色の振袖がおすすめです。
クリーム色というと、「ぼやけた印象になりそう」「膨張して見えそう」といった心配をする方も多いかもしれませんが、実はクリーム色は合わせる色の幅が広く、コーディネート次第でさまざまな印象を与えるカラーです。
そこでこの記事では、クリーム色の振袖にスポットを当て、クリーム色の振袖が与えるイメージや似合う人の特徴、選び方や着こなしのポイントなどについて、詳しく解説していきたいと思います。
「クリーム色の振袖が気になる」「定番色以外のカラーが着てみたい」という方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
クリーム色の振袖はどんな印象を与える?
振袖といえば最も定番な色は赤で、その次に青や緑といった比較的はっきりとした色が選ばれる傾向にあります。
そんな中クリーム色は、黄色に白が混ざったベージュより明るく淡い色味で、柔らかい印象を与えるため定番色ではありませんが人気がある色です。
クリーム色が持つイメージって?
色としてのクリーム色が持つイメージは以下が挙げられます。
・明るい
・優しい
・親しみやすい
・希望がある
・元気
・穏やか
ベースが黄色なので、淡い色味でも明るくて元気なイメージを与えます。
クリーム色の振袖のイメージは?
クリーム色の振袖が与える印象は着物の柄や帯などのデザインによっても印象はさまざまですが、一般的にベースがクリーム色の場合、以下のようなイメージが挙げられます。
・清楚で可愛らしい
・優しげで落ち着いた雰囲気
・控えめで柔らかな印象
・上品で女性らしい
・古典的でおしとやか
清楚で可愛らしいイメージから、柄によっては古典的でレトロやアンティークといった落ち着いた印象など、幅広いイメージを与えます。
したがって、どんな雰囲気にしたいかを決めることが、クリーム色の振袖を選ぶ最初のポイントとなります。
クリーム色の振袖はどんな人におすすめ?
続いて、クリーム色の振袖が似合う人の特徴について紹介します。
目鼻立ちがはっきりしている
クリーム色は淡い色のため、薄顔の人よりもどちらかというと目鼻立ちがはっきりしている人の方が上品さと華やかさが引き立ちます。
薄顔の人でも、いつもより濃いメイクをすれば十分に着こなせます。
パーソナルカラーがイエベの人
イエベとは、パーソナルカラーがイエローベースのことを指します。
生まれ持った肌色のベースが黄色よりで、クリーム色の黄色と肌馴染みがよく、特に似合いやすい傾向があります。反対の「ブルベ(ブルーベース)」は、肌の色が青みがかっている人で、そういったタイプの方はクリーム色を着ると肌がくすんで見える心配があります。
ただ、肌だけでなく、メイクや髪色も左右されるので、全体的な雰囲気がイエベの色味であることがおすすめです。
上記のような特徴を挙げましたが、振袖の場合、柄や差し色、帯の柄の組み合わせによっても大きく印象が変わるため、コーディネート次第でどんな人でも綺麗に着こなすことが可能です。
クリーム色の振袖の選び方
前段でも紹介したように、振袖は着物の柄も大きく印象に影響します。
柄選びの際は以下の絞り込みを行うと選びやすくなります。
ブルべイエベによって柄に使われる色を選ぶ
パーソナルカラーのブルベイエベは、さらに2タイプずつ分かれ、全部で4タイプのグループがあります。
それぞれのグループに似合う色は以下の通りです。
イエベ春タイプ
イエベ春タイプの人は、黄色みを帯びた透明感のある肌が特徴です。
似合う色は以下が挙げられます。
・アイボリー
・ベージュ
・キャメル
・ウォームグレー
・オレンジレッド
・コーラルピンク
・オレンジ
・レモンイエロー
・イエローグリーン
イエベ秋タイプ
イエベ秋タイプの人の肌色は、黄色みが強めでベージュやオークル系の色が特徴です。
肌に馴染むような黄色みの落ち着いた深い色がよく似合います。
・オイスターホワイト
・コーヒーブラウン
・オリーブグレー
・シュリンプピンク
・テラコッタ
・ダークトマトレッド
・モスグリーン
・イエローゴールド
・ティールブルー
ブルベ夏タイプ
ブルベ夏タイプの人は、青みがかった透明感のあるピンクみを感じる肌色が特徴です。
似合う色は爽やかで涼しげな色が挙げられます。
・オフホワイト
・ローズベージュ
・ココア
・ブルーグレー
・バーガンディ
・グレイドネイビー
・スカイブルー
・ローズピンク
・ラベンダー
ブルベ冬タイプの人
ブルベ冬タイプの人は、色白な人または青みがかった褐色の色黒な人が特徴です。
鮮やかではっきりした色や淡い色が似合います。
・ピュアホワイト
・グレージュ
・ビターチョコレート
・ショッキングピンク
・トゥルーレッド
・チャコールグレー
・エメラルドグリーン
・ロイヤルブルー
・ミッドナイトブルー
身長が低めの人は明るいカラーや小ぶりな柄が似合う
身長が低い人は、明るい色が上部に入ったものを選ぶと、重心が上に上がり目線も上に行くため自然とバランスが取れます。柄も大柄などは柄の方が目立ってしまう印象になりがちなため、小ぶりなものをチョイスするのがおすすめです。
身長が高めの人は大ぶりの柄、コントラストの効いた色合わせが似合う
身長が高い人は大胆な大柄が綺麗に着こなせます。逆に小ぶりな柄や、柄が少ないものは寂しげな印象を与える場合もあります。クリーム色は淡い色味なので、あえてコントラストがつくように強い色の組み合わせをすると、メリハリが出てゴージャスな印象となります。
柄の色で与える印象の違い
クリーム色と柄の色の組み合わせで与える印象について紹介します。
ピンク色の花柄
クリーム色ベースにピンク系の花柄があしらわれた振袖は、「清楚で可憐な雰囲気」「ふんわりとした可愛らしい印象」を与えます。
可愛い系にしたい、女性らしい優しい雰囲気にしたい方におすすめです。
←イメージ
大胆な色使いのレトロ柄
クリーム色ベースに大胆な色使いのレトロ柄があしらわれた振袖は、インパクトがありモダンな印象を与えます。
個性的なファッションが好きな人、はっきりした雰囲気やクールな雰囲気にしたい人におすすめです。
吉祥文様がふんだんにあしらわれた古典柄
吉祥文様がふんだんにあしらわれた古典柄の振袖は、クラシカルで上品な印象を与えます。
成人式では親御さんや御祖父母様、御親戚様に振袖姿を披露する場面もあるかもしれません。
古典柄はご年配の方に褒められる柄とも言えます。
ゴールドやくすみ系カラーを取り入れた大ぶりのぶりの柄
ゴールドやくすみ系カラーの大ぶりな柄があしらわれた振袖の印象は、「大人っぽい」「クールな印象」を与えます。
可愛さよりもカッコよさに惹かれる人、人と被りたくない人におすすめです。
グリーン系の花柄
クリーム色ベースにグリーン系の花柄があしらわれた振袖は、「華やかさがありながら大人っぽい印象」「エレガントなイメージ」を与えます。
クリーム色の振袖のコーディネートのポイント
クリーム色の振袖を着こなすにあたって、小物やヘアメイクなど、コーディネートのポイントを解説します。
テイストを決めてから小物などの色合わせを考えよう
着物の色味はもちろん、帯や小物などの色も差し色によって印象が大きく変わります。
まずはどんなイメージにしたいかを決めてからコーディネートを考えます。
前段で紹介したパーソナルカラーのイエベかブルべかによって似合う差し色が異なりますので、参考にしてみてください。
また、クールさや大人っぽさを出したい時は黒を差し色にすると引き締まって見えますよ。
ぼやけ見えが気になる時は顔まわりに華やかな色を
クリーム色を選ぶとき、気になるのが淡い色のためぼやけて見えたり膨張して見えないかといったことです。
大きめの髪飾りで顔周りに色味を足してあげるとぼやけ見えが防げます。
華やかなヘアスタイルが好相性
クリーム色の振袖に似合うヘアメイクのポイントは、以下が挙げられます。
ゴージャスに見せたいなら
クリーム色の振袖をゴージャスに見せたいなら、ヘアスタイルを華やかにしたり、大きめのヘアアクセサリーをあしらうのがおすすめです。
クリーム色自体が淡い色味なので、しっかりめのメイクや色味がはっきりしたヘアアクセサリーを使うことで華やかさが演出できます。
優しい印象に見せたいなら
ふんわりとしたメイクでも、明るい色味のリップでメリハリを出すとぼやけてみえません。
チークやリップの色味はオレンジ系
クリーム色は黄色ベースなので、チークやリップはピンク系よりもオレンジ系が似合います。
似合う髪色はブラン系
髪色もクリーム色にマッチするのはブラウン系が似合います。
モダンに着こなしたい時はメリハリが大きくなるように黒髪がおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
今回はクリーム色の振袖について、似合う人や着こなすポイントについて解説しました。
身長やパーソナルカラーを活かして柄や差し色を選ぶことでグッと素敵に着こなせます。
また、ベースのクリーム色は他の色味とも調和しやすいため、コーディネートの幅が広いのも魅力です。クリーム色の振袖が気になっていた人はぜひ参考にしてみてくださいね。